『余はいかにして服部ヒロシとなりしか』 あせごのまん

表題作は第12回日本ホラー大賞の受賞作。 寄り道に訪れた古い友人の家で歓待され引き止められているうちにどうしても出られなくなって、ついにはそこの住人となってしまう、というモーリス・ブランシュの『アミナダブ』のような幻想小 […]

『サンマイ崩れ』 吉岡暁

表題作はものすごくオーソドックスな怪談でした。 ホラーはなんだかんだいって典型的な怪談が一番怖かったりするんですが、本作は私の琴線に触れるにはもう一歩足りない感じ。 最後の、正体がばれるシーンがもっと不気味な描写になって […]

『不思議の国のアリス』 ルイス・キャロル/多田幸蔵 訳

ちくま文庫の柳瀬尚紀訳と同じく、中高生以上の読者を想定した訳になっています。 巻末に『※読後感をまとめよう』といった国語の問題みたいなものが付いているのがご愛嬌。 この本のアリスの性格はかなりツンツン。なかなか特徴的です […]